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ソケイヘルニアの治療方法の種類

ソケイヘルニアの治療方法の種類

ソケイヘルニア(脱腸)は、自然に治ることはなく、根本的な治療は「手術」となります。

ここでは、主な治療方法の種類について分かりやすく解説します。

1. 保存療法(経過観察)

症状が軽い場合や、手術をすぐに希望されない場合には、一定期間経過をみることもあります。
ただし、ヘルニア自体が自然に治ることはありません。徐々に穴が広がる可能性があります。

嵌頓(かんとん)のリスクはゼロではありません。

そのため、定期的な診察を受けながら判断することが重要です。

2. 手術療法(根本的な治療)
現在、ソケイヘルニアの標準的な治療は手術です。
主に次の2つの方法があります。

① 腹腔鏡手術(TAPP法)
お腹に小さな穴をあけ、カメラを用いて体の内側からメッシュで補強する方法です。

特徴
傷が小さい(5ミリ程度の傷が3か所)
両側ヘルニアの場合にも対応しやすい(両側を内部から確認することができるため反対側の見落としが少ない)
腹壁の破壊が最小限で済む
全身麻酔で行われるため寝ている間に手術が終わる
痛みが少なく早期回復が可能

② クーゲル法(前方アプローチ法)
太ももの付け根を5センチ程度切開し、体の外部からメッシュで補強する方法です。

特徴
5センチ程度の切開(傷)が必要で反対側の状態は知ることができない
ヘルニアに到達するまでの腹壁(筋肉など)を大きく切っていく必要がある
全身麻酔でなくても可能
やや痛みが強く、回復に時間がかかる
傷口が目立つ

3. 手術方法はどう選ぶ?
手術方法は、ヘルニアの状態や再発かどうか全身状態など総合的な判断が必要となりますが、当院では腹腔鏡手術(TAPP法)を第一選択としております。
ただし、患者様一人ひとりに適した方法を医師と相談しながら選択することが大切です。

4. 日帰り手術と入院手術の違い
医療機関によっては日帰り手術が可能な場合もありますが、当院は術後の安全を第一に考え入院のうえ術後経過を観察する体制を整えています。

それぞれの特徴や体制を確認し、ご自身に合った方法を選ぶことが重要です。

まとめ
ソケイヘルニアの治療法は手術となりますが、手術方法により傷口の大きさ(痛み)と術後の経過も異なります。
当院では診察時に実際の使用するメッシュもご覧になって、触っていただいております。

気になる症状がある方は、まずは診察で状態を確認することが第一歩です。

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